散 歩 道  

このページでは、私たちが日頃ふらリ訪れのんびり過ごす、
有田の町のかくれた(!?)名所をレポートします。
「なるほど・・・」なんて、気軽にお楽しみください。


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vol.7 夏
”トンバイ塀”      

商工会議所前

辻精磁社(上・下)

 
 なんだか、落ち着く雰囲気でしょう?
 これは、有田の町の、ところどころで見かけられる、『トンバイ塀』と呼ばれるレンガの塀です。
 小話で、「隣の家に、・・」と続く、あの、塀です。(塀なんて、普段はあまり、意識しないのでは!?)
 『トンバイ』とは、実は韓国語。(『散歩道vol.4』の、”李 参平記念碑”で触れているように、有田焼の歴史は、最初、韓国の方々によって、切り開かれたのです。)
 『トンバイ塀』とは、間単に説明すると、リサイクルの壁です。何のリサイクルかというと、磁器を焼成する(窯で焼くことですね。)とき、昔は薪が用いられました。(その後、重油、ガス、と変化してきましたが、今でも薪を投げ入れて、窯を焚く力強い風景は、有田の町にも続いています。)
 その際使われる窯の様式のひとつが、登り窯といって、山の斜面に沿って、階段状に部屋が作られた窯。その、登り窯を築く際、内壁用に使われた四角いレンガ。1300度以上の高温で窯が焚かれるうち、薪の灰をかぶった表面は、なんとも言えない、自然で、光沢のある落ち着いた色合いになってしまうのです。それが、写真の『トンバイ塀』の、材料。・・古くなった窯が壊されたとき、その廃材と、赤土で塗り固めて築いたのが『トンバイ塀』なのです。
 町の通りには、親切に案内をしてくれる方のいる、観光案内所もあります。機会があれば、気軽に訪ねてみてくださいね。


                               2006.7. 1

     散歩道 (vol.1 マイセンの森) (vol.2 陶山神社) (vol.3 有田歴史民俗資料館)
         (vol.4 李参平記念碑)(vol.5 九州陶磁文化館)(vol.6 有田でお花見)(vol.8 天童岩からの眺め)
         (vol.9 泉山の大銀杏)(vol.10 炎の博記念堂・歴史と文化の森公園)(vol.10 有田ダム)

         (vol.12 有田ポーセリンパーク)(vol.13 明星桜)(vol.14 里の秋)(vol.15 棚田風景とあじさい村)   

         (vol.16 雛の町ある記)